名古屋市の美術館で公演をしていた学生サックス奏者との出会。そこからが、この活動が始まりでした。石川君という愛知県立芸術大学のサックス専攻の4年生たちの演奏でした。
その公演を聴き、私の心が温まりそして幸せを感じることができたのです。
同時にこの音楽を、外に出ることなく入院している患者さんたちに聞かせてあげたいと思って、1枚の紙を後日手渡しました。一緒に出張演奏をしませんかという内容で。
はっきりいって本当に実現するかもわからなかったのに、是非協力したいと言ってくれ、そこから公演をさせてくれる施設を探し、演者さんと患者さんを引き合わせる。
そんな、医師としての立場とは全く関係のないコーディネートを始めました。
1枚の紙から始まったこの企画。
共感してくれた学生さんにとっても公演する場を必要としていたことが分かった。これからわくわくしながらこの活動を育てていきたいです。